十勝の訪問診療(在宅診療)おとふけホームケアクリニック

内科と訪問診療(在宅診療)実施「おとふけホームケアクリニック」

おとふけホームケアクリニックのクリニック通信

健康ってなんだろう

ずっと健康でいたい、健康になりたい。

(悪い冗談で、「健康のためなら死んでもいい」。。。。)

そう願わないひとはいないはずです。

そのために、「健康診断」を受け、病院に通い、薬を飲みます。

いろいろと「健康にいいこと」を試してみます。

 

では、「健康」って何だろう?

そんなわかりきっているようなことを、医療従事者として、改めて考えてみました。

 

そんなの「病気がないこと」だろう!

と、おっしゃる方は多いと思います。

でも、(当クリニックに来られる方もそうですが)高血圧とか、糖尿病とか、コレステロールが高いとか、(中には、”がん”とか!)「病気」を持っていても、「いきいき元気」な方はたくさんいます。

その一方、いろいろ検査は「異常なし」、数字の上ではとても「健康」、でも、いつも体調が悪くて「元気がない!」方もたくさんいます。

 

そうしてみると、健康とは「病気と元気のバランス」ではないか、と思うのです。

病気というマイナスと元気というプラス。

その「和」が健康という全体。

そして「元気」のもととは、生きがい、仕事、家族、趣味、将来の夢、などなど。

重症の肺炎など、病気のマイナスを減らすことがとても大事な場合もあります。

血糖が少々高く、医者にうるさく食べ過ぎを注意され、でも、元気で仕事を生きがいにしたきたお父さんが、退職と同時に気力を失い、食欲もなくなり血糖が下がる、ということもあります。

この方にとっては、血糖が下がる=病気が減ることは、ちっとも健康につながらないのです。

 

わたしたち地域医療に携わる者は、病気を予防し、病気を治す能力はもちろん、元気を作り出す力量も持ちたいものです。

そして、「健康法」を考えるとともに、「健康観」もしっかり、築きたいと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011-03-08 4:35 PM

禁煙外来が好評です

値上がりの結果、タバコの販売数は3割ほど減少した、とのことですが、喫煙者数はそれほど減っていないとか。

つまり、みなさん、「減煙」に取り組んでいるということのようです。

 

昨年暮れより始めた当院の禁煙外来も、働き盛りのお父さんを中心に、予想以上の方にきていただいています。

禁煙治療には、ニコチンの貼り薬を使う方法と、飲み薬を使う方法がありますが、9割の方は薬(チャンピックス)を選んでいます。

現在のところ、すべての方が順調です。

数名の方に、むかむかするといった薬の副作用が出ていますが、量を減らすことなどで対応できています。

もともと、肺気腫という息切れなどが出る肺の病気の方や、狭心症で胸がときどき苦しくなっていた方などは、禁煙だけで楽になったと言います。

 

当院では、禁煙によって得られる「幸せ」として。。。。。

    ①心臓病・脳卒中などの病気を予防

    ②癌予防

    ③肺炎など、手術後の合併症を減らす

    ④肌がきれいになる、口臭がなくなり、部屋もきれいになる

    ⑤禁煙で余ったお金(20本/日の喫煙=約10万円/年)で、家族で温泉へ!!

の、5か条を掲げました。

これ以外にも、みなさんが思いつく幸せが、まだまだたくさんあると思います。

 

もっと詳しく禁煙治療について知りたい、と思う方はお気軽にお電話をください。

院長または禁煙専任の看護師がご説明します。

 

 

 

 

 

 

2011-03-01 4:52 PM

三万人の命

個人的なことで、かつ、悲しいことで申し訳ないのですが。。。

 

以前から親しくしていた看護師さんが亡くなられたと、知らせがありました。

自死でした。

(「自殺」という言葉にわたしはどうもなじめなくて、自死と言います)

とても優秀で、まじめすぎるくらいのひとでした。

「うつ」に苦しんでいたとのことでした。

 

わたしはこれまで、大学の先輩、叔父、一緒にはたらいていた看護師さんなど、数名のかたと、自死によるお別れを経験しました。

また、札幌で勤務医をしていたときは救急病院でしたので、年に数十人は、自ら命を断とうとしたかたが運ばれて来ました。

今思えば当時は、多忙な日常の中で、一つ一つの「いのち」の行方をやり過ごしていました。

 

ご存じのかたも多いと思いますが、日本では自殺者が1998年に急増し三万人を超え、以来続いています。

この背後には、10倍もの「自殺未遂者」がいると思われます。

自殺は、決して他人事ではありません。

 

亡くなられた看護師さんとは、ここ数年は年賀状だけのお付き合いで、わたしが彼女の助けになれたわけもありません。

ニュースに流れる「三万人」は、ただの統計数字ですが、その中に、彼女のいのちがある。

ひとつひとつのいのちには、家族や友人の悲しみが付き添っている。

そんな思いで、昨夜は彼女のことを考えました。

 

 

 

 

 

 

 

2011-02-16 12:41 PM

小さな男の子からのお贈り物

当クリニックでは、訪問診療を行っています。

訪問先は、ご自宅やグループホーム、高齢者下宿など。

現在、60数名の方が訪問診療を利用されています。

一人暮らしのかた、ご夫婦二人暮らし、娘さんと二人暮らし、などなど暮らし方はさまざまです。

 

先日伺った訪問先は、長男ご家族との二世帯住宅。

4歳くらいの男のお孫さんがいます。 いつも元気いっぱい。

わたしたち(看護師とわたし)が帰ろうとしたとき、お孫さんが小さなかばんを手に玄関へやってきて、「お土産、お土産!!」と言います。

「心の汚れた大人」のわたしは、「お土産を頂戴」と要求しているものと思いましたが、さにあらず。

彼はかばん中からキャンデーと取り出し、「お土産!!」と言って、わたしたちに渡してくれるのです。

おばあちゃんである奥さんによると、彼は最近、いろんなひとに「お土産」をあげて、喜んでもらうことに夢中とのこと。

 

こんな小さな子にも、ひと何かしてあげる喜びがわかるんですねえ。。。。

おばさんは本当に感激しました。

 

ケンちゃん(仮名)iconseticonset

その優しい気持ちをいつまでも大切にしてねiconset

 

 

 

 

 

 

2011-02-12 2:17 PM

ホームケアクリニック、今年の抱負

新年もあっという間に、2週間が過ぎようとしています。

オープンして4カ月半、小さなお子さんから100歳のお年寄りまで、少なくない患者さんに来院していただきました。

数名の方をご自宅で看取らせていただきました。その際には、訪問看護ステーションをはじめ、いろいろな方々のご協力がありました。

昨年開始した禁煙外来も、多くの方に来ていただいています。

 

わたしが描く医院像に少しずつながら、近づいているような気がします。 でも、まだまだ、これからが正念場iconset

 

さて、新年一番に、 「脈派検査」を開始致しました。

ABI検査とPWF検査です。

ABI検査は「血管のつまり具合」の、PWF検査は「血管の硬さ」の目安となります。

これらの検査に「頸動脈エコー」を加えることで、脳梗塞や心筋梗塞などの原因となる動脈硬化の程度をおおよそ、知ることができます。

 

今年は、できるだけ検査機器も充実させ、禁煙外来や特定検診など、予防医療に一層、力を入れていきたいと考えています。

 

職員一同、さらにさらに頑張りますので、よろしくお願いいたしますiconset

 

 

 

 

 

 

 

2011-01-15 1:14 PM

寒中お見舞い申し上げます

今年の年末年始、十勝地方は晴天に恵まれました。雪かきのないお正月、ありがたかったです。

一方で、本州各地で雪の被害があいつぎ、本当に大変なことでした。

本来なら、「あけましておめでとう」のご挨拶なのですが、ぼーっとしているうちに、鏡開きも過ぎてしまいました。

昨日は成人の日でしたね。

華やかな晴れ着姿は誰が見てもうれしいです。(もう戻れない「若さ」!!!)

これから受験を迎える方、就職活動に頑張っていてもまだ、決まらない方、不安定な雇用で働いている方、自分が10代~20代だった時代に比べ、今の若い世代のかたは本当に「生きづらさ」を抱えながら、頑張っていると思います。

おばさんの励ましなど何の役にも立ちませんが、寒さに負けず、春に向かっていきましょうね!!

2011-01-11 2:50 PM

忘年会=望年会、済みましたか?

ウィキペディアによれば、「忘年会」とは、「年内の苦労を忘れるために年末に行われる宴会」とのこと。

歴史的には、室町時代にすでに「酒を飲んで乱舞」する「としわすれ」という行事があったとか。

現在行われている企業忘年会型は戦後、急激に広がったそうです。

 

というわけで、わがクリニックも先日、大忘年会を開催いたしました。

9月1日にオープンし、なんとか12月を迎えることができました。

医療機関ですので「酒を飲んで乱舞」というわけにはいきませんが、スタッフ全員、約4か月の日々を思い起こしつつ、おいしいお酒をいただきました。

 

いろんな方の援助をいただき、患者さんにも、「いいクリニックですね」とほめていただくこともあり、正直なところ「忘れたい苦労」はありませんでしたが、「来年、2011年にさらなる希望を抱こうよ」ということで、「大望年会」といたしました。

 

どうか、日本という国が、誰もが希望をもって暮らせる国になりますように。

 

 

 

 

 

 

 

2010-12-14 5:16 PM

インフルエンザワクチンはお早めに!

本格的な寒さがやって来ました。

国立感染研究所の報告によれば、今シーズンのインフルエンザの発生は(学校、保育園など)、北海道が圧倒的に多くなっています。

11月17日現在で、約350人の発症ですが(第二位は埼玉県で約60人)、寒さと空気の乾燥に伴い、これから本格的な流行がやってくると思われます。

インフルエンザはいわゆる「風邪」の仲間ですが、ふつうの「風邪」と違い、高い熱が出やすく、身体のだるさなどの全身症状が強いことが特徴です。

また、感染力が強いこと、小児や高齢者では、肺炎などの生命にかかわる合併症が起こりやすいことなどもふつうの風邪との大きな違いと言えます。

インフルエンザにかからないようにするには、マスクの使用やうがい、手洗いなどでインフルエンザウイルスの侵入を防ぐことが大切ですが、ワクチンを打つことも有効な予防法です。

昨年の新型インフルエンザに対しては、国産ワクチンは70%の有効率と報告されています。

今年のワクチンは従来のソ連型に代わって、香港A型、B型に新型を合わせた3価ワクチンとなっており、高い有効性が期待されます。

本格的な流行の前に早目のインフルエンザワクチンの接種をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

2010-11-20 11:44 AM

女の子達、自分の身体は自分で守ろう

すでにご存じの方も多いと思いますが、この秋から、子宮頸がんの予防ワクチンの公費助成が行われています。

がんの中には、たとえば、肝がんとウイルス性肝炎のように、その因果関係がかなり明らかになっているものがありますが、子宮頸がんはほぼ100%、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によって起こることがわかっています。

これを発見したドイツの学者さんは、ノーベル賞をもらっています。

この、HPVは特別なウイルスではなく、女性の80%以上が一生のうちに感染するもので、とてもありふれたもの。

ほとんどが性交渉の際に感染します。

ワクチンというのは、例えばインフルエンザのように、毒性を弱くした病原体を体内に入れて、抗体というものを身体に作らせて、病原体が本格的に身体に入ってきたときに、負けないようにすることです。

こういった理由で、HPVワクチンを10代に打つことで、将来、がんになることを「予防」しようと、中学3年生、高校生に対して、ワクチンの助成が始まりました。

当院でも音更町から、委託されています。

もちろん、このワクチンは100%がんを予防するものではありません。

女性の病気は、乳がんなどほかにもいろいろあります。 

まず、女性としての身体のことをよく知ること、そして、自分の身体は自分が守ること。

それが、長い人生を幸福に生きるために、とても大切なことなのです。

わたしはもう、「ずっと昔の女の子」ですが、現役の女の子たちの力に少しでもなりたいなァと思います。

なんでも相談してください。

 

 

2010-11-15 7:25 PM

大学駅伝の季節がやってきました!

わたしはスポーツと名のつくものが本当に苦手です。

クラブ活動も高校時代は「新聞部」という、暗~いことをやっておりました。

 

大学に入って、医師は体力勝負と言われ、「卓球部」に在籍いたしましたが、個人戦0勝12敗でした。

 

じゃあ、スポーツを観ることが好きか、というとこれもフツー以下。

どんなスポーツにも、いささかも、燃えることがありません。

あのサッカーワールドカップも、(ファンの方に石を投げられそうですが)正直、冷めておりましたし、プロ野球で日本ハムがBクラスでも、コンサドーレが負け続けても、毎晩のビールは変わりなくおいしい。

 

そんなわたしですが、たった一つだけ、萌えるスポーツ。

それは大学駅伝なのです。

先日、出雲が終わり、箱根の予選会が終わり、これから全日本、そして箱根と、わたしの至福の季節がやってきます。

マラソンではだめ、同じ駅伝でも、高校生や実業団では嫌。 20歳前後の完成されつつある身体と精神力、「母校」という伝統、先輩から後輩へとつなぐ「たすき」。

う~ん、すべてが美しいiconset

今回の出雲は欠場してしまいましたが、東洋大学:柏原君に、萌えiconset

 

 

2010-10-26 3:58 PM